川崎で新四国東国八十八ヵ所巡礼

sinsikoku3.jpg

全国にある巡礼の中には「四国八十八カ所」にならったものが多く、驚くことに日系移住者の多いハワイにも4カ所あるそうです。

そのどれもが四国八十八カ所霊場と同じように、弘法大師所縁の寺院を巡礼することで、有難いご利益が受けられるとされています。

四国八十八ヶ所は弘法大師が42歳のときに開いた霊場で、弘法大師の死後、その高弟真済がその遺跡を遍歴したのが四国八十八ヶ所遍路の始まりです。

この八十八という数は煩悩の数や、全ての厄年を合わせた数などの諸説があり、始まった当初はこの巡礼によって自分自身と向かい合い、見つめ直すという「修行」という性質が色濃く出ていました。

しかし、これに習った巡礼先の中でも特に「新四国霊場」は中世から江戸中期に成立したものが多く、本来の修行という性質とは若干違った社会の下層階級とされた民衆や女性のレクレーションの性格が濃く出ていると言われています。

本来の修行という性質よりも、四国霊場の砂ふみや本尊の拝顔が中心となったのです。

有名なところでは、「日本三大新四国霊場」と言われる愛知県の「知多四国四十八カ所」、四国沖の「小豆島八十八カ所」、福岡県の「篠栗四国八十八カ所」があり、他にも北海道八十八箇所、関東八十八箇所、相模国準四国八十八箇所、伊豆八十八箇所、摂津国八十八箇所、三重四国八十八箇所、秋穂八十八箇所、九州八十八ヶ所百八霊場など全国各地に大小問わず多くのものがあります。

新四国東国八十八カ所

sinsikoku1.jpg

新四国東国八十八ヵ所霊場は、関東に新しい大師信仰の芽を根づかせようと、四国八十八カ所霊場のお砂を運び開創されました。

開創となったのは、四国遍路経験者である僧たちの希望によるところも多かったのですが、一番の要因となったのは、四国遍路を希望しても年齢や経済的な理由によって叶えることができない人たちの為という理由が大きく影響しています。

当時の僧たちは弘法大師の教えに学ぼうと四国遍路を行いましたが、その学び方の一つに、歩くという行為も含まれます。

ひと足ひと足の感触を深め着実に精進することを目指したのです。

現在は公共交通機関を使っての巡礼が主となっていますが、新四国東国八十八ヵ所霊場は交通機関を利用すると余計に回りにくいので、徒歩での巡礼に向いています。

寺院間の距離も長くて1km程のとことばかりなので、当時の人々が行った遍路と同じ方法で巡礼できるので当時と同じ方法での巡礼が満喫できます。

また霊場の中には川崎大師(1番霊場)のように大きな寺院も含まれますが、古くから地元に密着した中小規模の寺院が多いので、霊場が置かれた風景を楽しみながら歴史を振り返る楽しみ方もおススメです。

巡礼の際には御朱印が頂けます。

朱印帳は用意されていないようなので独自のものが必要ですが、巡礼先のご朱印を集めてご利益にあずかりましょう。

巡礼作法

sinsikoku2.jpg

遍路時にはちゃんとした巡礼方法があります。

現在はこの作法を厳格に守っている人は少なくなってきましたが、知っておくにこしたことはありません。

それではその作法を紹介していきましょう。

  • 1.山門に到着した時に一礼してから境内に入る
  • 2.手洗い所で口や手をすすいで身を清めます。(特に口をすすぐ行為は、身の外と内を清める方法とされています)
  • 3.本堂で献灯、献香をし、納札を納めた後、礼拝してお経(読経、写経等で)を奉納します。(献灯はしていないところがありますから、寺院の方に聞いてからの方が良いでしょう)
  • 4.大師堂で本堂と同じことを繰り返します。(大師堂が無い場合は省いてください)
  • 5.納経所でご朱印をもらう。 

以上が一般的な巡礼作法です。

新四国東国八十八ヵ所霊場はには誰もいない場合もあり、ご朱印が用意されていないこともありますが、その時は礼拝を済ますだけで問題ありません。

それでは川崎で新四国東国八十八カ所巡礼ができる寺院を紹介していきましょう。

1.真言宗 真福寺

創建は奈良時代と言われていますが、戦火に失の際に古書物も焼失してしまったため沿革については一切詳しいことがわかっていません。
現在の建物は大正15年に再建されたもので、本堂は鉄筋コンクリートの小型の建物です。本尊である薬師如来は聖武天皇の守護物であり、古来から眼病に霊験あらたかと伝えられています。
ご朱印はあらかじめ印刷物が用意されていますが、玉川八十八カ所のものだけで、新四国東国八十八カ所ものは用意されていないようです。

新四国東国八十八カ所2番霊場
神奈川県川崎市川崎区堀之内町11-7
詳しくは「川崎で健康祈願」のページをご参照ください。

2.真言宗 真観寺

伝えによると嵯峨天皇が観音様の霊夢を見たことで創建されたと伝えられています。
その後地震や戦災で破壊されて長い間荒廃していましたが、江戸時代の文禄年間に融範法師によって中興されてからは、幕府から恩恵を受けたことで帰依者も増え、隆盛を誇りました。
しかし現在はこじんまりとした落ち着きのある寺院で、本尊は二尺五寸の木彫りの観世音菩薩です。
巡礼時には住職から新四国八十八カ所のことについて貴重な資料を見せてもらいながらの貴重なお話が聞けます。

新四国東国八十八カ所3番霊場 
神奈川県川崎市川崎区大島2-10-16

3.真言宗 成就院

後土御門天皇の時代の1662年に高野山の高僧・法印尊秀によって創建されました。
本尊は阿弥陀如来像で、境内にある不動堂には不動明王像と輪観世音菩薩像が安置されています。
不動明王像は弘法大師によって作られたもので、南北朝時代の武将・新田義貞の守本尊であったと伝えれれている由緒深い尊像です。
3番霊場からは1km程のところにあり、ご朱印を頂く間にお茶の接待が受けられます。
境内には多くの木々が植えられ、チョットした都会のオアシスとなっています。

新四国東国八十八カ所4番霊場 
神奈川県川崎市川崎区渡田3-8-1

4.真言宗 圓能院

「新篇武蔵風土記稿」によれば948年に秀恵法印によって開山されたとありますが、創建時期は定かではありません。
しかし、寛永年間から寛文年間(1624~1673年)にかけてはかなりの隆盛を誇ったようです。
本尊は大日如来像で、境内にある観音堂には観世音菩薩が安置されています。
この観世音菩薩は、平安時代末期の武将で保元の乱や平治の乱に平家方に参戦して功績を上げたことにより清和源氏としては突出した位である従三位に叙され「源三位」と称された源頼政の持仏(朝夕に帰依礼拝する仏像)です。
寺院は関東大震災と第二次大戦により山門以外すべてが焼失してしまい、山門以外の全てが再建されました。
また院内には川崎地区で最も古いと言われる光性院賢海禅師地蔵像と、この地で穴の中で鉦をたたきながら念仏三昧に入って往生した「賢海禅師」の遺言で造られた「賢海地蔵」があります。
3番霊場から約1km程のところにあり、ご朱印をいただく間にお茶の接待が受けられます。

新四国東国八十八カ所5番霊場 
神奈川県川崎市川崎区小田1-25-12

5.真言宗 延命寺

作者は不詳ですが、本尊は延命地蔵大菩薩で由緒深い尊像です。
他にも弘法大師が書した書幅や、梅尾明恵上人作の晴雨曼荼羅を所蔵しています。
特に晴雨曼荼羅は干ばつ時に祈願すれば必ず奇跡が起こるとの言い伝えがあり、雨乞い祈願のご利益を頼って近郊の庶民から厚い信仰を受けていました。
ご朱印をいただく間にお茶の接待が受けられます。

新四国東国八十八カ所6番霊場 
詳しくは「川崎で合格祈願」のページをご参照ください。

6.真言宗 無量寺

豊臣秀吉が権勢をふるっていた時代に、それに異を唱えていた覚源法師によって創建され、その後、頂慶法師によって中興されました。
本尊の阿弥陀如来像は室町時代末期の作とされています。

新四国東国八十八カ所7番霊場
詳しくは「川崎七福神」のページをご参照ください。

7.真言宗 東福寺

今から400年前の後奈良天皇の時代に有傳和尚によって創建されました。
創建当時は大本堂を始めとして、7堂伽藍が建立された大寺院だっと伝えられていますが、火災によって全焼した為に、文書等が何も残っていない為にその詳細は明らかではありません。
その後再建され現在に至りますが、その当時の威光を継承するには至っていません。
大日如来の本尊の他、成田山から分霊された不動明王十一面輪観世音菩薩像が安置されています。
巡礼時には、住職からの堂内の親切な説明があるほか、お茶の接待が受けられます。

新四国東国八十八カ所8番霊場 
神奈川県川崎市中原区市ノ坪45

8.真言宗 西明寺

弘法大師が東国を巡礼した際にこの地に逗留したことで、その高弟の泰範上人が創建しました。
その後嵯峨天皇の勅願時となったと伝えられています。
本尊の厄除虫封十一観音川崎七福神は日本で最初に大僧正となった奈良時代の高僧・行基の作で、体内には大日如来が納められています。
今でも院内からは時折ご詠歌を練習する声が聞こえてきます。

新四国東国八十八カ所9番霊場 
神奈川県川崎市中原区小杉御殿町1丁目
詳しくは川崎七福神のページをご参照ください。


市民の方お問合せフォーム

お名前必須
郵便番号必須
住所必須
電話番号必須

(例) 00-1234-5678

※携帯電話のみお持ちの方は、携帯電話の番号を入力してください。

FAX番号

(例) 00-1234-5678

パソコンメールアドレス必須

(例) aaaaa@yahoo.co.jp

メールアドレス (再入力)必須

(例) aaaaa@yahoo.co.jp

お墓資料送付
希望しない希望する
免震資料送付
希望しない希望する
霊園資料送付
希望しない希望する
お問い合せ内容必須