川崎の初詣

川崎の初詣先は?

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それでは川崎で初詣するならどんな寺院があるのでしょうか。

まずは何といっても言わずと知れた川崎大師でしょう。

毎年、全国3位と言われる300万人前後の参拝者が訪れ、川崎のみならず関東一円から来た多くの人で賑わっています。

しかし、川崎は川崎大師だけではありません。

その他にも多くの寺院が存在し、地域に密着した各寺院に毎年多くの初詣客が訪れています。

その中でも特におススメなのは、川崎七福神として知られる7寺院です。

松の内の期間だけのご開帳に合わせて、「幸福の色紙」を目当てに七福神めぐりをする参拝者が毎年多く訪れています。

幸福の色紙とは、300円で販売されている七福神の名前を書いた色紙に、川崎七福神を巡って、それぞれの寺院でご朱印(200円)を押してもらったものです。

松の内の間は家に神様が帰ってくるという言い伝えから、祀っている七福神が寺院にいる間に参拝することで一層の加護が受けられると言われています。

そしてその他にも色々な行事を開催して、初詣客を出迎える多くの寺院も点在します。

それでは皆さんにその川崎の隠れた初詣先を紹介していくことにしましょう。

1.浄土真宗本願寺派 妙延寺(神奈川県川崎市麻生区多摩美1-27-1)

元築地58ケ寺の1つにも数えられ、築地から昭和40年代前半にこの地へ移転してきた由緒ある寺院です。
四季折々に色なす緑と自然に恵まれており、1年を通して楽しむことができます。
大みそかには午後11時30分から読経が始まり、その後甘酒の無料サービスが行われます。

2.臨済宗建長寺派 香林寺(神奈川県川崎市麻生区細山3丁目9-1)

よみうりランドの南側の尾根にある檀家寺です。
観光化されていないこともあり、ゆっくりと参拝することができます。
山上には五重塔もあり、参道のところどころにある石仏がお寺に来たという雰囲気を演出してくれます。
初詣時期には五重塔の傍では甘酒が振る舞われており、お寺好きにはなかなかの評判のおすすめスポットです。

3.真言宗豊山派 大禅寺(神奈川県川崎市麻生区王禅寺940)

山門で出迎えてくれる仁王像が何とも迫力で、深淵には王禅寺本堂がご開帳されます。
梅の名所としても知られており、季節には観梅を目当てに地元の人が多く訪れています。そして大禅寺に詣でた際に欠かせないのがお蕎麦。
周辺には数軒ものお蕎麦屋があり、各店で独特の風味のある「へきそば」が楽しめます。初詣ついでに年越しそばを食べて帰るのもおススメです。

4.真言宗智山派 常楽寺(神奈川県川崎市中原区宮内4-12-14)

ヴェルディ川崎のホームグラウンドのある等々力緑地の近くにあり、別名、日本漫画博物館、まんが寺とも呼ばれる寺院です。
その名の由来は本堂の襖や欄間や壁といたるところにに漫画が描いおり、寺院とまんが博物館が一体化したかのようなユニークさからきており、博物館といってしまっても大げさではありません。
1967(昭和42)年2月には本堂の解体修復工事が行われ、1968(昭和43)年8月に竣工した際に、「まんが寺」の名付け親でもある当時の住職・土岐秀宥(ときしゅうゆう)さんのために、交流の深かった漫画家たちが作品を持参し、最終的には400人を超える漫画家から2000点以上の作品が集まりました。
作品は、日本の歴史的事件や当時の世相を反映した貴重な風刺漫画が多く、手塚治虫や日本漫画の始祖と呼ばれる北沢楽天の作品もあり、まんが好きには一度は訪れてもらいたい場所です。

5.浄土宗宝林山派 泉澤寺(川崎市中原区上小田中7-20-5)

1491年、世田谷領烏山に創建された寺院で、1549年に一度焼失したのを期に当時の世田谷領主・吉良頼康が現在の地に移転しました。
徳川家康によって寺領20石を与えられてからは、近隣の末寺を擁する中本寺格の寺院となりました。
泉澤寺文書(川崎市指定文化財)、銅造阿弥陀如来立像(川崎市指定文化財)、四天立像(川崎市指定文化財)、泉澤寺本堂(川崎市指定文化財)など中・近世時代の文化財が数多く所在されています。

6.曹洞宗 福聚山全龍寺(神奈川県川崎市中原区下小田中5-3-15)

この寺院の創建は定かではありませんが、逆翁山常泉寺として創建されました。
その後、寛永年間(1624-1643)に梵光和尚が金龍寺と改号し、現在に至ります。
侘びがのある佇まいが特徴で、ゆっくりと時間を過ごすのには最適です。
また、文化財「石造・小林正利坐像」があり、石造での寿像(存命中につくっておく肖像彫刻)が全国でも珍しいことと、小林正利が徳川家康に仕えた、この地に関係の深い旗本である点でも貴重とされています。

7.川崎七福神

詳しくは川崎七福神のページをご参照ください。

初詣について

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新年迎えて年始のお詣りをする初詣ですが、これにはもともとどのような意味合いがあるのかご存知ですか?

現在と違って昔の日本人は事あるごとにしょっちゅうお詣りをするのが日常でした。

近代科学が未発達な時代だったこともあったのでしょうが、特に自然災害に対しての祈願が多かったようです。

その中でも特に多かったのが豊作を祈願してのもので、現在も各地で地方祭として行われている各種お祭り行事も、もともとは豊作を祈願してのもので、今ではその意味合いも無くなっていることが多いですが、お祭り行事として継承されているのです。

そしてこの初詣も、もともとはこの豊作を願うためのお詣りでした。

現在は家内安全や商売繁盛など自分や家族など身の回りのことを祈願するために参拝する人が大半ですが、本来は旧年中のお礼と報告、新年への豊作祈願のために参拝されていたのが始まりです。

そして年始詣りという性質もあったため、初詣は年中行事の中でも重要なものとして位置づけられるようになったのです。

初詣先は神社?それとも寺院?

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若い人は特にそうだと思いますが、「初詣に行くのは神社と寺院どちらに行けばいいの?」と、ふと考えて込んでしまうことはありませんか。

特に最近は「初詣先は神社!」という風潮も少なくないので、「初詣に寺院はおかしいんじゃない?」と考える方も多いと思います。

しかし、その答えはどちらでもYESなのです。

現在のように神社と寺院が分けられたのは明治に入ってからで、江戸時代までは同じ敷地内に神社と寺院が同居しているのは普通のことでした。

ですから昔の日本人は神社、寺院という区切りなく参拝していました。

明治に入り、それまでの神仏同一視という考えを正し、神仏分離政策がとられて現在に至っているので、信仰上の決まりでもない限りはどちらを選んでも問題はありません。

川崎の有名寺院である川崎大師が日本最大級の初詣先であるのがいい例です。

神社と寺院の違いは?

それでは、神社と寺院では何が違うのか?ということになってきますよね。

これは誰もが分かるように簡単に説明すると、お墓があるところがお寺、鳥居があるところが神社です。

そしてもう少し深く説明すれば、仏像を安置して仏教を説く僧侶がいるのがお寺で、日本の神様を祀っているのが神社といったところでしょう。

とにかく神様に祈願するか、仏様に祈願するかの違いこそあれ初詣先はどちらでもOKということです。

参拝時の作法

しかし、初詣先にどちらを選ぶかで、気を付けなければならない点はあります。

それは、神社と寺院とでは参拝の作法が違ってくるという点です。

新年が近づくとTVのバラエティなどで参拝時の作法をネタにして、柏手と礼の回数をなじる様子がよく見られますが、柏手を打つのは神社のみなのです。

こう言われると、お寺で柏手を打つ姿は見られないことなので直ぐ納得いただけるかと思います。

それでは、寺院での参拝時に困らないよう、その作法を簡単に紹介しておきましょう。

お寺での参拝の作法
  • 1.頭を下げ鐘を付く。
  • 2.賽銭を入れる。
  • 3.合掌して祈願する。
  • 4.再度頭を下げる。

神社での2礼2拍子1礼が参拝の仕方だと思っている人は、寺院での参拝では恥をかくことになりかねません。

特にいつもの調子で柏手を打つことのないよう気を付けるようにしましょう。